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電話の文字起こし|固定電話はAIレコーダーを受話器に添えて実測。iPhone標準・LINE通話は道具が変わる
目次
電話の内容を文字にしたい。結論から言えば、どんな電話でも、文字起こしはできます。
分かれるのは、その方法です。あなたが使っている道具(端末)で決まります。
ざっくり3つ、iPhone・Android・固定電話。iPhoneなら標準機能だけで、無料でできます。録音も文字起こしも、その場で完了。いっぽうAndroid・固定電話・LINE通話は、標準機能ではできない場合もあります。それでも、別の道具を使えば文字起こしできます。この記事では、その方法を紹介します。
使っている道具ごとの答えは、この4つです。
- iPhoneの通常通話 → 標準機能で無料。§2へ
- AndroidやLINE通話 → AIレコーダーか録音アプリ。§5へ
- 自分の固定電話を、必要な通話だけ → AIレコーダーを受話器に添える。§5へ
- 職場の固定電話を、全通話 → 通話録音装置かクラウドPBX。§4へ
この記事で使うもの。
- iPhone(iOS 18.1以降)… 標準で通常通話と留守電を無料で文字起こし
- AIレコーダー(PLAUD・Notta Memoなど)… Android・固定電話・LINE通話など標準で足りない通話に
- マグネット取り付けパネル(金属プレート・100円ショップ)… 固定電話を頻繁に録るなら(本文で解説)
まず、自分が使っている道具だと何ができるのか。全体像から確かめていきます。
書いた人 サトシ 文字起こしサービスとAIレコーダーをたくさん検証している人
会議と記録に追われている非エンジニアです。音声入力や文字起こしAI、そして文字起こしを要約してくれるAIを使い倒したら、日々の業務がめっちゃ楽になりました。 その手応えから、文字起こしサービスもAIレコーダーも自腹で契約・購入し、同じ音源を入れて結果を見比べています。 音声入力は Aqua Voice を日常的に愛用し、議事録要約の NotebookLM は仕事でもプライベートでも1年以上活用中。 個人情報を扱う仕事柄、セキュリティや運営元の素性は人一倍シビアにチェックします。 このサイトは、その実測ログの置き場です。
1. まず全体像:使っている道具で「できること」が変わる
最初に、あなたが使っている道具ごとに「何で文字起こしできるか」を一枚に整理します。自分がどれに当たるか、ここで見当がつくはず。
iPhoneの通常通話と留守電は、標準だけで完結。残りのAndroid・固定電話・LINE通話は、標準ではできないこともありますが、別の道具を使えば文字起こしできます。くわしい方法は後半で。
2. iPhone標準でできる電話の文字起こし(無料の範囲)
まず、お金をかけずにできる範囲から。iPhoneを使っているなら、多くの電話はこれで足ります。
iOS 18.1以降なら、通話中の録音と文字起こしが標準で使えます。ポイントはこの3つ。
- 通話画面の録音ボタンを押すと録音開始。通話が終わると文字起こしが作られる
- 追加アプリも課金も不要。iPhoneだけで完結する
- 相手が固定電話でも、こちらのiPhoneから発信・着信した通話なら対象になる
留守番電話も文字で残せます。iOS 18の「ライブ留守番電話」は、留守電に吹き込まれた内容を自動で文字起こしする機能。かかってきた電話に出られないときも、あとで文字で用件を確認できます。
逆に、Androidの人や、固定電話・LINE通話を残したい人は、この標準機能の外。次の章から、その方法を見ていきます。
3. 標準では録れない「3つの穴」
便利な標準機能にも、はっきり届かない場面があります。次のどれかに当てはまるなら、iPhoneの標準だけでは文字にできません。
- LINE等のアプリ通話 … 標準の通話録音の対象外。iPhoneの録音ボタンが効かない
- 固定電話機どうしの通話 … スマホを介さないため、標準の仕組みがそもそも働かない
- Android … 純正の通話録音は機種や地域で扱いが違い、使えないことがある
とくにLINE通話は、家族や友人との連絡で日常的に使う人が多いはず。それでも標準では文字に残せません。ここが、外部レコーダーの出番になります。
「相手に知らせず黙って録りたい」という需要もありますが、標準の通話録音はアナウンスが必ず流れます。この点でも、録り方を自分で選べる外部レコーダーに寄せる理由になります。
4. 固定電話を文字にする方法は3つ。台数と本数で選ぶ
固定電話は、何台を誰が録るかで道具が変わります。
| 方法 | 向く場面 | 費用の目安 | 文字起こし |
|---|---|---|---|
| AIレコーダーを受話器に添える | 自分の1台。必要な通話だけ | 本体2〜3万円台 | 本体が自動でやる |
| 通話録音装置を電話機に付ける | 1台の全通話を残す | 約2万円(サンコー 通話自動録音BOX2) | 別途。音声ファイルを文字起こしアプリへ |
| クラウドPBXの文字起こし機能 | 会社の全回線 | 月額。要問い合わせ | サービス側が自動 |
職場でかかってくる電話を全部記録する必要があるなら、下の2つ。自分の判断で残したい通話だけ録るなら、上の1つです。
録音装置は録るだけの機械です。文字にするには、SDカードの音声を取り出して文字起こしアプリに渡します。手順は音声ファイルの文字起こしにまとめました。
私が実機で確かめたのは、いちばん上の方法。次の節でそのまま見せます。
金額ごとに何が変わるかは、金額別の始め方に階段で整理してあります。
まず、録りたいのが「自分の1台」か「会社の全回線」かを決めてください。それだけで道具は1つに絞れます。
5. AIレコーダーを受話器に添えて録る(実機)
標準で録れない電話(Android・固定電話・LINE通話)は、別の道具で解決します。PLAUDやNotta MemoといったAIレコーダーを使えば、これらの通話も録音して、そのまま文字起こしできます。
うれしいのは、ただの録音機ではないこと。長い通話でも録音から要約まで一気にこなすので、聞きながらメモを取らずに済み、あとの情報整理もぐっと楽になります。機種ごとの違いや選び方は、PLAUD Note vs Notta Memo 録音品質を実測比較|5時間同時録音で分かったこと【検証第1弾】にまとめています。
なかでも迷いやすいのが固定電話。スマホを介さないぶん「そもそも録れるの?」と不安になりがちです。固定電話でも十分いける。私はPLAUDとNotta Memoの両方で試しましたが、相手の声も自分の声も実用レベルで文字になりました。
コツは2つ。どちらも固定電話ならではの事情です。
- 受話口(受話器の聞き取り口)に近づける … AIレコーダーは周囲の音を拾うタイプ。相手の声が出る受話口に近いほど、文字起こしが安定します
- 固定は金属プレートで … 固定電話にはMagSafeがなく、そのままでは貼り付きません。たまになら手で添えれば十分。頻繁に録るなら、100円ショップの「マグネット用取り付けパネル(スクエア)」を受話器に貼っておくと、PLAUD本体のマグネットでパチッと着脱できます
実際に、受話器の背に金属プレートを貼り、そこへPLAUDを載せてみました。貼るのはプレートだけ。録るときにマグネットでくっつけ、終わったら外せます。手で押さえなくても、通話のあいだ落ちずに保持できました。


使ったのは、これ。金属プレートが2枚入って110円(税込)でした。「本品に磁力はありません」とある通り、磁石はレコーダー側。プレートは鉄板なので、そこにPLAUDのマグネットが吸い付く仕組みです。

6. 精度はどうか:固定電話でも実用レベル/ただし「流暢≠正確」
「録れる」と「正確に文字になる」は別の話。ここは正直に線を引いておきます。
固定電話をPLAUD/Notta Memoで録った文字起こしは、内容を読み返して用件を思い出すには十分な精度でした。会話の流れは追えますし、日時や要件の大筋は問題なく残ります。受話口に近づけるコツさえ守れば、実用に足りるという実感です。
ただし、注意点がひとつ。流暢な要約は、正確な文字起こしではない。AI要約は読みやすく整った文章を返しますが、その手前の文字起こしで固有名詞や数字が化けていると、要約もその誤りを引き継ぎます。しかも体裁が綺麗なぶん、誤りに気づきにくくなる。人名・金額・日時など、間違えられない情報は、要約だけでなく元の文字起こしで確かめてください。
この「流暢さと正確さは別」という話は、PLAUDの精度を実機で突き詰めた別記事で詳しく検証しています。
→ PLAUD Noteの文字起こし精度を実機検証|ビジネス略語と長時間で「使える」のか
7. どれを選ぶ?用途別の選び方
最後に、自分に合う道具を選び分けます。使っている道具で、答えが変わります。
- 通常のスマホ通話が中心 … iPhone標準で足ります。無料で完結。買い足し不要
- LINE等のアプリ通話を残したい … AIレコーダーがあると確実。手軽に試すならスマホの文字起こしアプリ、しっかり残すならPLAUDやNotta Memo
- 固定電話を頻繁に録る … PLAUDやNotta Memoが扱いやすい。金属プレートで受話器に着脱でき、スマホの電池も消費しません
PLAUDとNotta Memoの録音品質そのものの違いは、同じ音源で実測した比較記事に整理しています。使いこなしの手順や、一番安く買う方法もあわせてどうぞ。
- PLAUD Note vs Notta Memo 録音品質を実測比較|5時間同時録音で分かったこと【検証第1弾】
- PLAUD Note 開封レビュー|届いてから文字起こしまで、つまずいた所だけ正直に
- PLAUDとNotta Memoを一番安く買う方法|セールの狙い目・クーポン・公式特典まとめ
まとめ
- iPhone(iOS 18.1〜)なら、通常通話も留守電も標準で無料
- Android・固定電話・LINE通話は、AIレコーダーを使えば文字起こしできる
- 職場の全通話を残すなら通話録音装置かクラウドPBX。自分の1台ならAIレコーダー
- 固定電話でもPLAUD/Notta Memoで十分いける。コツは受話口に近づけることと、金属プレートでの着脱
残したい電話が標準の外にあるなら、AIレコーダーの出番です。定番のPLAUD Note、比較して選びたいならNotta Memo。気になったほうから確かめてみてください(プランや対応は変わることがあるので、最新は公式で)。
よくある質問
iPhoneの標準機能だけで電話を文字起こしできますか?
できます。iOS 18.1以降の通話録音+文字起こしで、通常の音声通話はその場で文字になります。ただしLINE通話や、スマホを介さない固定電話機どうしの通話は対象外です。
固定電話の通話も文字起こしできますか?
できます。受話器の受話口の近くにレコーダーを添えて録音すれば、実用レベルで文字起こしできました(本文で実機検証)。固定電話にはMagSafeがないため、手で添えるか、受話器に貼った金属プレートにマグネットで着脱する工夫が要ります。
LINE通話やアプリ通話の文字起こしは?
iPhone標準の通話録音では録れないため、PLAUDやNotta MemoなどのAIレコーダー、または録音アプリで対応します。
録音するとき相手に知らせは必要ですか?
iPhone標準の通話録音では、録音開始時に相手へ自動でアナウンスが流れます。外部レコーダーで録る場合も、相手への配慮として一声かけるのが安全です。
職場で大量の電話を記録しなければなりません。何を選べばいいですか?
全通話を自動で残すなら、電話機に付ける通話録音装置か、クラウドPBXの文字起こし機能です。録音装置は約2万円の買い切りですが録るだけなので、文字にする作業は別に要ります。自分の判断で必要な通話だけ残すなら、AIレコーダーを受話器に添える方法がいちばん手軽で、録音から要約まで1台で終わります。本文に実機の設置例を載せています。