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Notta Brainの無料枠は何回で尽きる?|1,000クレジットを実測。スライドは存在しない数値を作りました
目次
Notta Brainのフリープランは、1,000クレジットで始まります。質問4回とスライド1回で、それは尽きました。
会議3本と資料2点を用意して、実際に投げた結果。公式が公開している消費表と、私の実測は1クレジットも狂いませんでした。
わかったのは2つ。無料で試せるのは「まとまった検証1回分」まで。そして出力の種類によって、信用できる度合いが変わること。
この記事で使うもの。
- Nottaのアカウント(無料・クレジットカード不要)
- パソコン
- 分析させたい会議の録音と資料
まず、これが誰のための道具なのかから。
書いた人 サトシ 文字起こしサービスとAIレコーダーをたくさん検証している人
会議と記録に追われている非エンジニアです。音声入力や文字起こしAI、そして文字起こしを要約してくれるAIを使い倒したら、日々の業務がめっちゃ楽になりました。 その手応えから、文字起こしサービスもAIレコーダーも自腹で契約・購入し、同じ音源を入れて結果を見比べています。 音声入力は Aqua Voice を日常的に愛用し、議事録要約の NotebookLM は仕事でもプライベートでも1年以上活用中。 個人情報を扱う仕事柄、セキュリティや運営元の素性は人一倍シビアにチェックします。 このサイトは、その実測ログの置き場です。
1. Notta Brainは一人で使う道具ではない
これは組織で使う前提の製品です。
Nottaに溜めた会議の文字起こしと、アップロードした資料を横断して分析。要約やスライドまで出します。
公式が挙げる利用シーンは5つ。うち4つは、他人がいないと成り立ちません。
- 複数の会議に散らばった情報を集める
- 長い議事録の代わりに要点を共有する
- 面接や商談の評価基準をそろえる
- 会議に出られなかった人が内容を追う
スライドを作る、要約を出す。個別の機能はChatGPTでも代わりが利きます。
残る差は一点だけ。参照先が、組織に溜まったデータであること。
使う場所も、そこで決まります。渡すのはPDF・Word・Excel・PowerPoint。仕事のファイルの置き場所は、たいていパソコンの中です。
会議の録音をNotta本体で文字起こしして、Brainに渡す。出てきたスライドの数値を元の資料と突き合わせて、直してから配る。スマホの画面でやる作業ではありません。私の検証も、最初から最後までパソコンで進めました。
自分の職場に当てはまる場面が1つでもあるか、先に確かめてみてください。1つもなければ、この先は読まなくて構いません。
2. 無料の1,000クレジットは、質問4回とスライド1回で尽きる
実測と公式の消費表は、1クレジットも狂わず一致。
| 操作 | 公式の消費 | 実測 | 残高 |
|---|---|---|---|
| 開始時 | — | — | 1,000 |
| 会議1本への質問 | 100 | 100 | 900 |
| 会議3本を横断した質問 | 100 | 100 | 800 |
| 資料と会議の突き合わせ | 100 | 100 | 700 |
| 経緯の10行説明 | 100 | 100 | 600 |
| スライド生成 | 300 | 300 | 300 |
ふつうの文章のやり取りは0クレジット。相談相手として使うぶんには、回数の上限がありません。
減るのは、資料や会議を参照して答えるときだけ。画像生成が200、ExcelとWordの生成が200、スライドが300です。
つまり無料で試せるのは、まとまった検証を1回ぶん。これが有料に進むかの判断単位になります。
まずは無料で始めて、何日で尽きるかを数えてみてください。数日で尽きるなら、有料の価値あり。
3. 会議をまたぐ分析は、本当に強い
複数の会議を横断させたとき。ここがこの製品のいちばんいい場面です。
検証には架空の会社の定例会議を3本用意しました。全部で9分ほど。途中で方針が2回変わり、うち1回は前回の決定を取り消す内容。
仕込んだ答えを私が知っている状態で投げています。結果はこうなりました。
- 四半期の指標が「リード数」から「商談化率」に変わったことと、その日付を特定
- 広告予算が150万円、180万円、120万円、150万円と動いた4段階を時系列で提示
- 最後の変更を「減額を撤回」と明記
- 指示していない「方針の変更」と「施策の追加」の区別まで実行
新任者向けに経緯を10行で説明させたときは、依頼していない提案まで付きました。
「まず商談の定義資料とKPI実績表を確認するとよい」。2回目の会議で誰かに割り当てられた宿題を覚えていて、新しく入る人が最初に読むべきものとして挙げたものです。
資料と会議の突き合わせでは、仕込んだ矛盾2件を両方検出。さらに4件の食い違いを指摘してきました。
そのすべてが、私の作った素材のミスでした。採点する側より、される側のほうが正確だったという結果。
手元に3本以上の会議録があるなら、「この3回で方針が変わった点はどこか」と投げてみてください。ここで手応えがなければ、他の機能も不要。
4. 元の文字起こしが間違っていれば、分析も間違う
分析の精度は、その前の文字起こしに縛られます。
検証中、1つだけ数値が違いました。Brainの報告は「解約率は月1%」。話し手が読んだ台本は「解約率は月2.1パーセント」です。
原因はBrainではありませんでした。Nottaの文字起こしがこうなっていたのです。
解約率は月に一%。
「月二・一パーセント」の「二」が、助詞の「に」に化けた形。Brainはこの文字起こしを忠実に読み、そのまま報告しただけです。
問題は見え方にあります。この一文にも出典のリンクが付いていました。原典を開かない限り、正しい引用にしか見えません。
AIの分析は、前段の文字起こしに縛られます。数字や固有名詞が重要な会議なら、文字起こしの段階を先に固めてください。
単語登録で守る方法は文字起こしの精度を上げるにまとめてあります。
今日できるのは、よく出る社内用語を5つだけ登録しておくこと。それだけで数字の化け方が変わります。
5. 要約は信じてよい。スライドは数字を照合する
同じ製品でも、出力の形式で信用度が変わりました。
質問への回答4回では、捏造はゼロ。各項目に出典が付き、確認できない情報は書かれていません。
ところが生成されたスライドは違いました。16ページのうち12ページ目に、キーワード別の実績としてこう並んでいます。
| 項目 | スライドの記載 | 会議での発言 |
|---|---|---|
| キーワードA | CPA 32,000円・商談化率15% | 該当なし |
| キーワードB | CPA 35,000円・商談化率6% | 該当なし |
| 標準キーワード | CPA 12,000円・商談化率11% | 該当なし |
会議で語られたのは「上位5つのキーワードで広告費の6割」「そのうち2つがCPA3万円超」だけ。個別の単価も商談化率も、一度も出てきません。
主語のすり替えも1件。「CPA3万円超のキーワードが予算の6割を占有」とありますが、6割を占めるのは上位5キーワードのほうです。
表紙の「役職:プロジェクトマネージャー」、最終ページの「内線: 1234」も、どこにも出てこない情報でした。
要約は信じてよく、スライドは数字を照合する。これが実務上の結論です。
体裁そのものは高い水準。表紙、アジェンダ、章扉、本文、ロードマップ、締めまで揃っています。
各ページが見出しとリードと3点構成。ただし16ページ中4ページは章扉なので、中身は実質12ページです。
スライドを配る前に、数字だけ元の議事録と突き合わせてください。5分で終わります。
6. 有料に進むべき人、無料で足りる人
判断は、無料枠が何日もつかで決まります。
プレミアムは月8,000クレジット。無料の8倍なので、ナレッジQ&Aなら80回、スライドなら26回ぶんです。保存容量も5GBから20GBへ。
有料が要るのは、次のどちらかに当てはまる人。
- 週に2回以上、会議や資料をまたいだ質問を投げる
- 透かしのないスライドを社内に配る
逆に言えば、多くの個人は無料枠で足ります。月に数回の質問なら1,000クレジットで収まりますし、要約を読むだけなら残高は減りません。
料金は月額1,980円、年額14,300円。年額のほうが単月あたりは安くなります。
ただし合うかどうかは1か月で分かる話。まず月額で1か月使ってから決めて遅くありません。
まとめ
- 無料の1,000クレジットは質問4回とスライド1回で尽きる
- 会議をまたぐ分析と、新任者への引き継ぎが本領
- 文字起こしの誤りは、出典付きのまま分析に伝わる
- スライドには会議にない数値が入ることがある
- 無料版のスライドは透かし入り
毎週の会議で「あの話はいつ決まったんだったか」と探し直している時間が積み上がっているなら、無料枠の1回ぶんで試す価値があります。
パソコンで開くのが早道です。クレジットカードの登録は不要です
Notta Brainを無料で試すよくある質問
無料のままで、どこまで使えますか?
月に1,000クレジットが配られます。私が実測したところ、資料や会議を参照して答えるナレッジQ&Aが1回100クレジット、スライド生成が1回300クレジットでした。つまり質問4回とスライド1回で使い切ります。公式が公開している消費表と実測は完全に一致しました。ふつうの文章のやり取りだけならクレジットを消費しないので、相談相手として使うぶんには上限がありません。
Nottaを使っていなくても、Brainだけ使えますか?
使えます。クレジットカードの登録も不要です。ただしBrainに音声ファイルを直接アップロードすることはできません。受け付けるのはPDF、Word、Excel、PowerPoint、画像、テキスト系だけです。会議の録音を分析させたい場合は、先にNotta本体で文字起こしを済ませる必要があります。Nottaを使っていない人にとっては、この経路そのものが存在しないことになります。
作られたスライドは、そのまま社内で配れますか?
無料プランでは配りにくいです。ダウンロード時に「透かし付き」の切り替えがあり、初期状態でオンになっています。私が作った16ページのうち9ページに「Powered by notta」が入りました。本文のあるページはほぼ全部です。加えて、数値が正しいかを確認してから配ってください。私の検証では、会議で一度も語られていない数字がスライドに入っていました。
文字起こしが間違っていた場合、分析はどうなりますか?
間違ったまま分析されます。私の検証では、話し手が「解約率は月2.1パーセント」と言った箇所が、文字起こしで「月に一%」に変わっていました。Brainはそれを忠実に読み取り「月1%」と報告しました。しかも出典のリンク付きで表示されるため、読む側には正しい引用に見えます。数字が重要な会議では、単語登録などで文字起こしの段階を先に固めてください。
月額と年額、どちらを選ぶべきですか?
まず無料で試して、足りなければ月額1,980円を1か月だけ使うのが確実です。年額は14,300円で単月あたりは安くなりますが、合うかどうかは1か月で判断できます。無料枠を何日で使い切ったかが、そのまま判断材料になります。数日で尽きるなら有料の価値がありますし、月末まで余るなら無料のままで足ります。